TOKYOエシカルマルシェのイベントステージに出演しました
『エシカル消費』とは「安くて良いモノ」や「自分にとってどれくらい得か」といった基準だけで選ぶのではなく、より広い視野で、「人や社会、地域、環境などに優しいモノ」を購入する消費行動やライフスタイルを指しているそうです!
着物や和傘、扇子など伝統工芸品を使ってマジックをする日本の伝統的なマジック「手妻」はとってもエシカルということでお招きいただきました👘✨
江戸時代にはマジックのことを「手妻(てづま)」と呼んでいました。「手」を「稲妻」のように早く動かして不思議なことをするということから略して「手妻」。
そんな「手妻」をもとにして現代的な要素も加えた「お江戸まじっくしょー」をさせていただきました
和傘を使ったり、
お客様に舞台に上がっていただいてお客様の肩から出てきた卵を使って手品をしたり、
こより(紙でできた紐)で親指を縛ってもらう手品などをやりました
最初に日本にマジックが入ってきたのは奈良時代と言われています。
江戸時代にも中国やオランダを通じてマジックの最新情報は伝わっていたそうです。(出島があった長崎にはマジック用品店もあったとか)
ただ今のように動画がないので本を見て、想像力を発揮し身近に手に入る材料で本で見たマジックを再現したのでしょう。
「カップ&ボール」というマジックが日本ではお椀とお手玉と扇子を使って「お椀と玉」になったように、日本らしさがたくさん詰まったマジックとなり独自に発展してきました
開国した江戸後期や明治時代には日本へ来た要人をマジシャンがもてなしたり、海外巡業したりなど多くの人の目を楽しませてきました。(日本で初めてパスポートを発給されたのはなんとマジシャンだそうです!!)
そんな日本らしい手品を楽しくお届けできてたら嬉しいです
ご覧いただいた方々、関係者の方々ありがとうございました
今回このお仕事をするにあたって、エシカルについて少しだけ本を読んだりして思ったのですが、着物ってエシカルだなーと!
着付け方によって着る人のサイズが多少変わっても大丈夫だし、他の人に受け継ぐこともできてエコです。
今日は裾を長めにしようとか、雨の日だから短めにしようとかその日の気分で着方を変えることもできます。帯や小物を変えたら全体の雰囲気も変わったり、一枚で何通りもの着方を楽しめます
きれいに畳めばとってもコンパクトになるところも便利です✨
それに染めや織や刺繍といった日本の美しい技術が詰まっています。季節の花々が描かれているのも素敵ですよね!
この日は菖蒲のお花のお着物。菖蒲は6月〜7月に咲くのでちょうど今の時期にピッタリでした✨
(菖蒲の時期以外にこの着物を着ることもありますけどね🤭華やかなので使い勝手が良くて。。。)
今までついつい目先の便利さで商品を選びがちだったのですが、"自分も嬉しくて、他の人や社会にとっても嬉しい"そんなモノを選ぶ視点を持ちたいなと思いました!
新年会やインバウンド向けに、あでやかな和のマジックを日本全国にお届けします